2012年1月

【イベント】 新人ロイヤルガード訓練2 1/29/2012

ムーングロウの街で奇妙な盗難事件が発生しているとの報告を受け、ロイヤルガード・キャプテンのサー・ニコラスは部下のニコル・ソフィア・ヴァレンタインに事件の捜査を命じました。
EMホールには前回と同様に、任務の手伝いを志願した桜民たちが集まっていました。

まず、ニコルが事件の概要を説明しました。
ムーングロウのいくつかの店舗で盗難があったこと、犯人の物と思われるゴミが店内に捨てられていたこと。
「……犯人がわざわざ自分の痕跡を残しているとしたら、これはわたくしたちロイヤル・ガードへの挑戦に違いありませんわ!」
ニコルも思わず鼻息が荒くなってしまいました。前回の様な失敗をしないよう細心の注意を払い桜民たちに指示を与えます。
「まずはお店の従業員の方に聞き込みをしなくてはいけません。あなた方にはそのお手伝いをお願したいと思います。そうね…盗まれた品物の確認や、犯人の目撃情報の有無、複数犯かどうかなど。有効な情報を集めてきっちりメモを取っておくように!」
そしてニコルは現地へとムーンゲートを開きました。

ムーングロウに到着するした一行は、「コソ泥」と「ゴミ」について街中の店舗に聞き込みを開始しました。
噂好きの住民の意見も聞き逃さないように注意しながら手分けをして犯人像に迫るべく情報を集めていきました。

調査の結果、11人の住民から以下のような情報を得る事が出来ました。ライキュームにいたナチュラリストの見習いのローズからは最近の犯人の行動について聞くこともできました。

盗まれた品物 : 緑・黄色・白・オレンジのレッサーポーション。ハチミツ。秘薬・乳鉢。植木鉢。
ゴミが捨ててあった店舗 : アルケミ関係、パン屋、道具屋。宿屋。
犯人の捨てたゴミ : 低級マジック品・秘薬・レッサーポーション・空き瓶・その他価値のない物。
店員が犯人に渡した物 : 水入りピッチャー
犯人が探していた物 : Fortile dirt。錬金術・植物に関する資料。
犯人の特徴と行動 : 人間ではなく、大きさはエティンくらい。女性で2人組み。泥だらけの格好でときどきライキュームに現われ熱心に本を読んでいる。ひょっこりと現われてはどこかへと帰っていく。
ニコルと桜民たちは一緒に推理をして、犯人はガーデニングをしているらしいこととライキュームの地下から現れたのではないか?という仮説を思いつきました。

ライキュームの地下へと続くテレポーターから下へ降りてみると、そこで見たことの無い紫色の蟻と出くわしました。蟻がどこから来たのか不審に思ったニコルは、地下室がどこかへ通じているのではないかと桜民たちに調べるように言いました。すると地下室の床の一部に黒い穴が開いているのが発見されました。
「穴があったわ!慎重にいくわよ!モンスターがいるわ!こんなやつらがライキュームまで来たら一大事だわ!」

桜民たちは我先にと穴に飛び込み謎めいた薄暗いダンジョンへと進んでいきました。ダンジョンの中には枯れた草木と不思議なピンク色の若木が一本、そしてその周りには空っぽの植木鉢やポーションの瓶が散乱していました。
不思議な若木の根本からは巨大なイモムシや不気味な蛾、大きな蟻の姿のモンスターが次々と湧き出してきました。
見た事も無いモンスターを相手に、ニコルも桜民たちも果敢に戦いました。そしてしばらくするとモンスターは一掃されました。

「不思議な若木がモンスターを生み出しているのではないか、切り倒すべきではないか?」との意見が上がり、ニコルが調べようとその場にいた全員を木の周りに集めた時、金色のアリジゴクが現われました。
アリジゴクは大量のモンスターを呼び出し、薄暗いダンジョンの中はモンスターと桜民の戦闘により死体だらけになりました。

戦いの後でニコルが不思議な若木の周りの死体をどかしていると、暗闇の隅に真っ黒い大きなエティンが震えながら現われました。
「そこにいる者!大人しく手を上げて出てきなさい!!言う通りにすれば、手荒な真似はしない!」ニコルがエティンにそう呼びかけると、騒ぎを怖がりブルブルと震えていたエティンが語り始めました。
「ねぇゆうちゃん!もう虫はいなくなったみたい!」「本当さっちゃん?」「うんでも、なんかその代わりに人がいっぱい…」エティンは桜民たちを目の前にして急に汚れた体が恥ずかしくなったのか、体の泥を落としました。するとピンク色の綺麗なエティンになりました。
ニコルは初めて会うピンク色の喋るエティンにびっくりしてしまいましたが、はっと我に返るとエティンを尋問しはじめました。
「私はロイヤルガードのニコル・ヴァレンタイン、そこのエティンに質問がある!」
「ねぇゆうちゃん、あの人もしかして怒っているのかしら?」「しっ!」
ニコルがムーングロウの盗難事件について質問すると、エティンからは意外な答えが返ってきました。
「えっもしかして私たち疑われているの?」「ちょっと待ってよアタシたち盗みなんかしていないわ!お金がなかったから代わりに私たちの持ち物を置いてきたのよ」どうやら彼らはお店の品物と彼らの持ち物を勝手に物々交換していたようです。しかし彼らの持ち物には価値が全くと言って良いほど無かった為、盗難及びゴミの不法投棄としてガードに報告されていたのでした。

なぜ彼らは、ガーデニングの材料を欲しがったのでしょうか?彼らはおもむろにその理由を話し始めました。
薄暗いダンジョンのなかに生えていたピンク色の綺麗な若木を見つけたエティンは、それをなんとか大きくすることはできないかと一生懸命ポーション作りや、土作りを研究したりしていたそうです。そしてある日ふと、肥料にハチミツをあげたら若木が大きくなるのではないかと思い立ち木の根元にかけてみたそうです。彼ら曰く、「甘い物を食べると太るから、大きくなるのではないかと思った」とのことでした。
実際はハチミツに吸い寄せられた虫のモンスターが大量に湧いてしまいましたが…どうやら彼らは一連の騒動について、まったく悪気が無かったようです。ニコルはモンスターと彼らの関係を問いただしましたが、無関係のようでした。彼らは虫が嫌いなんだとか。

しかし例え悪気が無かったとしても、彼らがムーングロウの住民を騒がせたことは事実です。ニコルはエティンに任意で同行するように求めました。エティンの方も、モンスターから救ってくれたニコルと桜民たちに諭されたため反省したのかそれに素直に応じました。ただ1つだけ同行する際の条件として、不思議な苗木をもって行く事を希望しました。その場にいた全員が、苗木には日光が必要だろうと言う意見で一致したのでニコルはそれを許可しました。
「皆さん、私はこれからエティンを連れてブリテイン城へ報告に向かいます。 今日は任務を手伝っていただけて大変助かりました。」
ニコルが桜民たちに別れの挨拶と感謝の言葉をのべているとエティンたちはフレンドリーに言いました。
「 ねぇねぇ私はさっちゃんよ。そして隣はゆうちゃんよ、 めんどくさかったらまとめて左右ちゃんで良いわよ?」
「左右…ステキな名前があったのね」ニコルは彼らに微笑みました。
「( ´ヮ`) ( ´ヮ`)」「 あなたも笑うとステキよ。」「あたし達ほどじゃないけれど。」左右ちゃんも微笑み返しました。
そしてニコルとお騒がせなエティンの左右ちゃんは桜民たちの前から去っていきました。

それからしばらくして、ムーングロウの街中で各店舗をまわり散らかしたゴミを片付けながら店員に謝るピンクのエティンとそれを見守るニコルがいました。店員の何人かはエティンに対してとても腹を立てていましたが、ロイヤルガードのニコルの仲裁により彼らのしたことを許すと言ってくれました。

ニコルが上官のサー・ニコラスに今回の事件の報告をした時、こう言われたそうです。
「今回の事件は不問にする。ブリタニアにはモンスターを裁く法は無いからね、そもそも事件と言えるのかどうか…」
「ところでニコル、左右のことは君に任せよう。君にもそろそろ部下が必要だろう?」
「えっ??でも、彼女はモンスターですし」ニコルは上官の提案に耳を疑いましたが、サー・ニコラスは続けました。
「なに、魅了したことにすれば問題ない」 ……。
「( ´ヮ`)よろしくね♪ ( ´ヮ`)よろしくね♪」戸惑うニコルとは裏腹にどうやら左右は乗り気のようでした。

それ後ふたりはライキュームのナチュラリストのところへ行き、例のピンク色の若木を手渡しました。木の種類や、植えるのに適した場所を調べてもらう為です。結果が出るにはもうしばらくかかりそうです。

物語はまだまだ続きます。

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